京アニの放火事件について思うこと
ご存知の方も多いと思いますが、京アニの事務所が放火されて34人の方が亡くなり、34人の方が重症をおっているとのことです。
ゆりぼうのようにアニメを愛する人にとっては、信じられない、つらい話です。
いまや日本のアニメは世界中で愛されているため、ツイッター上では京アニの公式アカウントに対していろんな国からの応援メッセージが届いており、アメリカなどでは支援金のクラウドファンディングもはじまっています。
また、国連総長までもが追悼の意をしめしてくれているというのもニュースになっています。
その一方で、日本の政治家は、あちらこちらで京アニの話を選挙のネタに利用して炎上、批難と苦情の嵐って…馬鹿なんじゃないの。
ファンからすれば、その発言がいかに「アニメ」というものを軽んじているかが見えすいているのでしょう。いまや自国の宝であるはずなのに、その価値も知らず、浅はかで愚かで恥ずかしい発言です。クソが。
悲しいことに、まだ日本の高齢層では「アニメなんかにハマる人はオタクかちょっとダメな人」みたいな一昔もふた昔もまえに1瞬だけ存在していたような価値観なんでしょうか。
海外にはそういうのありませんから、海外の人は日本のアニメを素直に評価してくれるし、「アニメが好き!すらばらしい!」ということにためらいがありません。今回のことも、どれだけ日本のクリエイティブ資産に打撃的なことだったのか、国内のアホ政治家よりも海外の方が理解してそうです。
まあ政治家の話はわりとどうでもいいのですが、やはり京都アニメーションの社員の方々のことが心配で悲しくてたまりません。
ゆりぼうは、アニメを作ってくれてる人は神様のようなものだと思っています。わたしは小さいころからアニメとずっと一緒だったし、転職のたびにアニメ会社への転職を本気で検討しました。
でも、そのたびに「自分にはできない」と思い、あきらめました。アニメを創ることはとても素晴らしいこと。でも、その現実は過酷でつらい戦いです。ワークライフバランスなんて言葉はきっと存在しなくて、アニメ制作というものに対して人生を捧げる覚悟がなければ、アニメを創る仕事はできないんだと、思いました。
調べれば調べるほど、それだけ大変な仕事なんだということがよくわかりました。だから、それをやっている人たちはすごい。わたしが体験してきたあの感動の時間、あの楽しかった時間、勇気をもらえたこと。ぜんぶ、アニメを創ってくれる人が、くれたものでした。それは、感謝なんて気持ちでは言い表せない、本当に尊くて素晴らしいものばかりなんです。
だから、わたしにとってアニメを創ってくれてる人は神様みたいな存在です。いつもいつも、そんな人たちにわたしの楽しい毎日は支えられてます。
わたしのように思う人がごまんといるだと思いますが、京アニの事務所にお花を供えに行かれているファンの方がすごい数いらっしゃるそうですね。
ニュースで観ましたが、ファンの人たちはみな涙を流しながら「京アニのおかげで友達ができたから恩人だった」「どれだけ勇気をもらったか…来ずにはいられなかった」といったようなことを話していました。
その気持ち、本当によくわかります。
ゆりぼうだって、勇気をもらった回数は数え切れないほどです。
大好きなアニメで、放映中に何度も感謝して涙を流したのはわたしだけではないはず。
皆、思い出の作品は違うと思いますが、きっとどの作品も、数え切れないほど多くの人の夢を創って、勇気を与えて、心の支えになっていたことでしょう。
そんな素晴らしいアニメをつくってくれている方々が、今回あんなつらい目に遭って、亡くなられた方も多くて…本当に本当に悲しいばかりです。
作品や原画などの損害もすさまじく、ほとんど使い物にならないようです。なにより、そんなつらい体験をされた方が、このあともアニメを創りたいと思うのか…それ以前に、心が立ち直れるのか…。
そのあとにどうしたいか、それはご自身が決めることですが…ファンとしても、「今後もまた、頑張ってアニメつくって!!」とは、わたしは言えません。
ただ言えるのは、あなたがたがつくってきたものはとても素晴らしいもので、これからも多くの人を救うし、支える。だからどうか、もし自分のしてきたことやあり方に後悔したり、自分を責めるようなことがあったら…それだけは、違います、と伝えたいです。。
でも、それだけつらい想いをされているのかもしれないし、あまり無神経なことも言えませんが・・・。
とにかく、心と体の傷が、少しでも早く癒えますように。
今回つらい想いをした方々が、1日でも早く、笑えるようになりますように。
そして、亡くなった方々には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
たくさんの素晴らしい作品たちを、ありがとうございました。
どうか、ファンの皆の感謝の気持ちが、少しでも届いていますように。
お読みいただきありがとうございました。
過去に書いたアニメ愛への記事はこちら。