【期間限定で無料公開中】漫画「セっちゃん」が爽やかなのに仄暗くて新しすぎる
※一部ネタバレ注意
ハーイ、こんにちは!
ゆりぼうです。
いま、期間限定で無料公開している漫画「セっちゃん」を読みました。
公開されてるあらすじは、こんな感じです。
セッちゃんのセはセックスの「セ」。
誰とでも寝てしまう女の子・セッちゃん。
誰にも興味を持てない男の子・あっくん。
交わらないはずだった二人の生活と人生。
でも、理不尽な「暴力」が世界を分断して。
二人は、「こっち側」で肩寄せ合って。
そして、最期はとてもあっけなくて。
「わたしもう間違わないのかもしれない」
――気鋭イラストレーター・大島智子による初の漫画作品、待望のコミックス化。
内容としては10話ぐらいなので、わりとすぐ読めてしまうものなのですが、感想としてはね…
・・・なんかね、めっっっちゃほの暗いんですよ^^;
ストーリーの冒頭で、すでに結末のネタバレをしているんですけどね。主人公の女の子「セッちゃん」が殺されて、死んでしまっているシーンなんです。これが結構なインパクト。
ちなみに、絵のタッチを見て頂くとなんとなくわかるかもしれないのですが、グロだったりやたらリアルだったりといった描写はありません。わりとふわふわした雰囲気の絵は終始続きます。なので、死んでいるシーンがグロくてインパクトが大きい…とかそういうのではないのです。
ただ、話の冒頭で、まだ何もはじまっていない状況でその結末がポーンと出てくるのは、なんかすごいなって思いました。
そして、良くも悪くもそれがこの物語の最後なのです。つまり、私たちが読み始める物語は、その結末に収束していく過程になります。
いったいどんなシリアスストーリだよと思いきや…
ところが、意外にもストーリーがいざ始まると、わたしたちに馴染みのある日常の学生生活が描かれています。そこで「当たり前のように」日常を生きる、普通の学生たち。でも、ある時からテロやデモ、といった非日常の出来事が生活に入り込んできて…。
という感じ。
主人公の「セッちゃん」は、内容紹介にもある通り、誰とでもセックスしてしまう、ヤりまくりの女の子。でも、チャラさとは無縁の、天然で、素直で、空虚なタイプの彼女は、不安定で、謎だらけで、ぶっ飛んでます。
この子が、どう生きて、そして死んでいくのか?
最初はセッちゃんのぶっ飛び具合にドン引きしながら、でも、読んでいる間にだんだんと「セッちゃん」という人間の心が見えてきて、ちょっとずつ感情移入できてきて…そんなところで、最期にむかう。という感じですね。
うーん、なんというか、なんとも説明しがたい作品ですね。作者の方は何を伝えたかったのか、考えさせられます。
決してハッピーエンドではなく、結末も悲しいものではありますが、鬱系のマンガではないようで、わりと爽やかめに書かれている方ではあると思いますので、気になった人はぜひ読んでみてくださいね♪
ゆりぼうはマンガワンの期間限定公開で読みました!たしか期間が短かったので、気になる人は早めにそちらもチェックしてみてください~~☆
ではでは、お読みいただきありがとうございました!