ひとりになったよろこびを
ハーイ、こんにちは!
ゆりぼうです。
一人暮らしをはじめて2年と3ヶ月が経ちました。
その前は、ずっと実家にいて、20数年を生きてきました。
ゆりぼうの両親は、厳格かつ過保護で、かなり束縛的だったようです。
「だったようです」というのは、実家にいる時はそれが普通だと思ってたので気づかなかった、という意味ですね。
わたしがそれに気づいたのは、一人暮らしをはじめてから。
驚きましたよ。
全てが、自由で。
全てが、「自分のため」であってもいいことに、人生ではじめて気づいたからです。
ご飯になにを食べるか決めること、いつ帰るか、いつ寝るか、いつ起きるかということさえ。
それら全て、「自分のため」であって良かったのです。
誰の機嫌をとることもなく、誰に叱られることもなく、縛られることもなく、強いられることもなく、自分の人生をめちゃくちゃに振り回されることもなく、当たられることもなく、脅されることもなく…ただ、自分が快く感じるように、やって良かったのです。なにもかも。
しあわせに、なりました。
当初の日記には、自分のための料理を作っていいこと、自分のために生活していいことが、とてつもなく幸せだと書いてありました。というか、自分で書いたときの気持ちを今でもよく覚えています。
ひとりでゆっくり暮らして、夜お風呂に入っているだけで、涙が出てくるんだと。
それぐらい、満ち足りていて、しあわせなんだと。
そうやって、わたしの新しい人生が始まりました。
わたしの帰る街は、いつも、わたしをあたたく守ってくれました。
わたしの1Kの部屋は、みんなに狭いと言われるけど、いつもわたしだけを待っていてくれました。
毎日毎日、わたしのためだけに存在してくれていました。
それが、どんなにしあわせなことか、知ったのです。
わたしは、この2年とちょっとの間、本当にしあわせでした。
というか、「しあわせ」という感情をようやくまともに感じられるようになった、2年間でした。
このままずっと、一人暮らしでもいいと思ってました。
ひとりが楽しい、ひとりが自由、ひとりがしあわせ。
会いたい人とだけ好きに会ったりすれば、わたしはずっとひとりでも生きていける。
わたしは自分で自分をしあわせにできるから、と。
今でもその気持ちは変わりません。
変わらない。変わらないけど…
いまは、ひとりでいると、ときどき変な感じなのです。
彼がその場にいないのが、変な感じなのです。
ひとりが好き、ひとりが気楽。
そのはずなのに、彼と一緒にいたいのです。
とはいえ、彼といても気を使うので、離れたときは、フッと気が抜けて、気楽になったりもします。
でも、最近はそれがもう持たないのです。
すぐにまた会いたくなって、なんだか変なのです。
そうこうしてるうちに、一緒に住むことになりました。
嬉しくて楽しみな一方で、「1人になることでゆりぼうの人生にもたらされたしあわせ」がどうなってしまうのか、心配でたまりません。
ひとり暮らしの前のような生活に戻ったら、きっともう息もできないから。
でも、彼とならきっと、大丈夫でしょうか。
そうありたいと、信じてもいいのかな。
そんなことをゆらゆら考えながら過ごす、引っ越し22日前でした。
お読みいただきありがとうございました!