「キモイ」という言葉で傷ついたことのある、すべての人へ
ハーイ、こんにちは!
ゆりぼうです。
自尊心の育て方について昨日、一昨日と書いてきましたが、
もしかしたら、
「自分は過去に「キモイ」と言われたことがあり、ひどく傷ついている」
という人がいるかもしれません。
だから、自尊心や自己肯定感なんて、到底育ちそうにない、と。
今日はそう言う方のための回になります。
まず、なんとなくですが、キモイという言葉に傷ついているのは、男性が多い気がします。
これが女性になると「ブス」「ブタ」という言葉にショックを受けてる人が多いイメージです。
話を戻すと、キモイと言われたことがある人も、色々と整理する必要がある。
というのも、キモイ、には種類があるからです。
●キモイの対象は行動か、それとも人か
「キモイ」という言葉を他者に投げかける時、発言する側はあまり意識していないかもしれないけど、特定の「行動」に対して言っているときと、「人」に対して言っているときで分かれます。
しかし不思議なことに、言葉を投げかけられた側としては、十中八九、自分という「人」に対して言われたものだと受け取り、落ち込んでしまいます。
これは一種の「傷つき損」だとゆりぼうは思う。
では詳しく見ていきましょう。
●行動に対してのキモイ
まず、行動がキモイというのはどういうものか。
たとえばひとりでニタニタしていたり、変な表情をしていたり、くねくねしたていたり、挙動不審な動きをしていたら、それはキモイ。
話すときに全く目を合わせなかったり、話しかけてもほとんど反応がなかったりして、でもひとりごとをブツブツ言ってたりするのも、奇妙でキモイ。
読んでてなんとなくわかってきた人もいるかもしれませんが、この、キモイ行動というのは、誰がやるかに関わらず、ただただキモイというのがポイントです。
そして、だとするなら、
「キモイ」と言われている対象は「あなた」ではなく、あなたがその時とった「行動」なんです。
だから、極端な話だと、その行動をやめれば、あなたはキモくもなんともなくなるわけです。
ただ、ここでひとつ注意したいのは、キモイ行動を、人の目につくところで繰り返しとっていると、それはいつしか「行動」だけでなく「人」として見られるようになってしまうということです。
極端な話、いつ見てもキモイ行動をとっていたら、そのキモさが印象として積み重なり、その人に対するイメージはどうしても「キモイ人」になってしまいますよね。
…自分の過去に、思い当たるシーンはありましたか?
もし、自分が傷ついていたキモイという言葉が、「行動」であったとして、それに今気付いたなら、
「やっっべ!!!自分、あのときめっちゃキモかったじゃんwww」
と言って、テヘペロしましょう。
これは真面目な話です。
大事なのは「あのとき」であって、これからはもうそれをしないこと、「キモかった」という過去形にして、昔の話にすることです。
キモイの対象は、あなたではなく、あなたのその時の行動でした。
でも、誰でも人生で何度かはキモイ行動くらいとっているものです。
そこをたまたまピックアップしてくる奴が、その場にいただけ。
あなた自体は、キモイわけでもなんでもありません!
はい、そして。
「今のじゃ全然納得いかない!」という方。
キモイにはもう一つあります。
初めから人に対して発せられる、キモイです。
●人に対してのキモイ
キモイ行動を繰り返してなくても、はじめから行動ではなく、明らかに人に向けて投げかけられる、キモイがあります。
それは、悪意のあるキモイです。
悪意のあるキモイは、実際のところは、キモくもなんともない物に対して使われることがあります。
なぜでしょうか?
それは、悪意をもってキモイという言葉を発する人は、相手を傷つけることが一番の目的だからです。
だから、ほんとはキモイではなく、お前まじ目障り ぐらいの意味合いだと思います。
そういう風に言ってくる人間は、
相当に恨みがあるか、誰でもいいから人を傷つけたい系の人間だと思います。
相当に恨みがある場合、なにか理由があるので、一概にはどうこう言えません。
相手にそこまで恨まれる理由が、本当に自分側にあることだってあるでしょう。
しかし、誰でもいいから人を傷つけたい系の人間の発言なら、これは通り魔のようなものです。
それは、その人が根本からそういう人間か、たまたまイライラしているかにもよります。
誰だって苛立って人を傷つけちゃったり、傷つけたくなった経験ぐらい、あるはず。
そこはお互いさまだな、ぐらいに考えて、ある程度聞き流そうという自覚も、大切です。
そうではなく、根本から人を傷つけたい系の人間。
そういうやつとは離れましょう。
確実に言えることは、そういう人の自尊心は底辺レベルです。
だから、誰かれ構わず妬んだり、傷つけたりけなしたくて仕方ないのです。
そしてキモイという言葉を使って、あなたの自尊心まで傷つけにきたのだと思います。
ここまで書いてきての結論を書くと、
●キモイという言葉は、相手にせず、聞き流してよいものも多い
●聞き流せないような憎しみがこもった「キモイ」も存在するが、それを発する人間は、たいていが相手にする価値もないような存在である
ということです。
なので、過去に投げつけられた「自分はキモイんだ」という思い込みを、あなたは大事にとっておく必要がなくなりました。
あなたのことを何も大事にしてくれないクズみたいな人間が、その時にテキトーに言っただけの言葉なんかここでポイして、これからは、あなたを大事にしてくれる人の言葉を、大事に受け止めて行ってください。
ゆりぼうに書けるのはこのぐらいですが、キモイという言葉に苦しみ傷ついた心が、今日の内容でほんの少しでも良くなってくれたら、嬉しく思います。
お読みいただきありがとうございました!
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