28歳無職が2018年上半期に体験した精神の旅
今週のお題「2018年上半期」
28歳女性、高学歴、離職期間10か月(※7/3現時点)
元・完ぺき主義、母が毒親
これは、そんなわたしの上半期。
無職なのに波乱万丈だった、2018上半期。
・上半期のはじめ、結局まだやりたい仕事がよくわからなかった。
・上半期のはじめ、わたしは「毒親」という言葉を初めて知った。
・上半期のはじめ、母は精神を病みはじめ、おかしかった。
・上半期のはじめ、わたしは母に対して、離れたい気持ちと支えてあげたい気持ちがせみぎあった。そして母を心から支えられない自分を、ひどく責めた。
・上半期のはじめ、わたしは人生ではじめてのカウンセリングに行った。
・上半期のはじめ、自分の価値観はいつも「本質的かどうか」から来ているものだと知った。完ぺき主義もその一環。
・上半期のはじめ、「自分を責めずにもっと楽しく自分らしく生きること」を目標に選んだ。
・上半期のはじめ、カウンセリングの先生と彼が、わたしによく協力してくれた。
・上半期のはじめ、「親(夫婦)の課題」、と「子の課題」の切り分けを学んだ。両親が喧嘩しても、自分が全てなんとかしないといけないわけではないと、ようやく理解できた。
・上半期のはじめ、精神が不安定で電話で泣きついてくる母のもとへいってあげたかった。「わたしがいるよ」と言って、ずっとそばにいてあげたかった。でもそれは依存を強めるだけだった。できなかった。
・上半期のはじめ、「母が大切で心配で仕方ない」と言って泣いたわたしを、彼が一晩中抱きしめて寝てくれたことを、たぶん一生忘れない。
・上半期のとちゅう、母の入院・病院探しが決まり、つきそった。このタイミングで無職でよかったと、心から思えた。
・上半期のとちゅう、母の入院がはじまった。実家の父と犬のご飯をつくったり、様子を見に行った。
・上半期のとちゅう、父とふたりだけで食事をする機会が何度かあった。自分が大人になっていたので、きちんとコミュニケーションがとれた。いつでも母がいたので、そんな期間はいままでの人生の中にはなかった。
・上半期のとちゅう、父がどういう人間か、どんな考えをして、どんなふうに生きているのか、わたしは改めて知ったのかもしれない。
・上半期のとちゅう、それでも転職活動は続けてた。
・上半期のとちゅう、カウンセリングの効果もあってか、自分の現状や、何かが出来ていないことに対して、自分を少しずつ許せるようになってきた。
・上半期のとちゅう、はじめて「自分とよい相性の瞑想」と出会えた。呼吸に集中するタイプの瞑想は合わないのだと、考えたこともなかった。そこから、飛躍的にカウンセリングの効果が上がった。
・上半期のとちゅう、彼はいつもわたしを支えてくれていた。不安定なときも、悩んでいるときも、嫌な顔ひとつせず、いつもやさしく寄り添って聞いてくれ、アドバイスをくれた。
・上半期のとちゅう、「自分は何に関しても頑張りすぎていて、それだけで気力がなくなってしまっている、優先順位がつけられていない」とはじめてわかった。
・上半期のおわり、母はすっかりまともな状態になり、退院した。わたしはカウンセリングを卒業した。
・上半期のおわり、わたしは離職期間があきすぎて、本格的に書類が通らなくなってきた。
・上半期のおわり、わたしは自分の学歴がまるで役に立たないのでは、と疑い始めた。なんのために勉強してきたのかな、と悲しくなることもあった。
・上半期のおわり、それでもわたしは前向きな考えができるようになってきていた。
・上半期のおわり、「仕事まだ決まらないし、また落ちちゃったけど、ゆりぼうはいま前向きだから、だいじょうぶなの。」と彼に言ったら、とても喜んでくれた。わたしの考え方の変化を、喜んでくれた。わたしも、強がりではなく、なんだか心が朗らかだった。
・上半期のおわり、前職でお世話になってたライターさんのお手伝いをした。他でもない「わたしの仕事」を求めてくれたことは、とてもありがく、嬉しいことだった。
・上半期のおわり、あまりにもやりたい求人がなくて、「こんなやりたくない仕事ばっかでどれかやらないといけないぐらいなら、大変でもフリーで生きていきたい」と強く思った。
・上半期のおわり、「自分の人生でやりたいこと」なんて相変わらずわからなかったけど、「どうしてもやりたくないこと」だけはわかったっぽかった。
・上半期のおわり、ブログをはじめた。なんでもいいから一歩進もうと決めた。
・上半期のおわり、仕事が決まった。これまでにないくらいいい条件、理想の仕事内容・職場環境だった。
・上半期のおわり、上半期を振り返る。自分でも驚くほど、すごく変化があった半年だった。精神的にも、環境的にも。
離職中だけど波乱万丈だったのか、
離職中でないと消化できない重いイベントがそれを目がけて発生したのか、
わたしにはわからない。
わからないけど、わたし、おつかれさま。
本当によくやってきたな。いろいろあったな。
そしてわたしを支えてくれた人たち、ありがとう。
元気でいてくれるわたしの家族、ありがとう。
そしてやっぱり、
いつもありがとう、わたし。
つらいこと乗り越えてきてくれて、ありがとね。
いつも一緒に生きてくれて、ありがとね。
(あなたがもし今つらいなら、同じ言葉をどうかあなた自身に。)