母が入院した1年前
ちょうど去年の今頃、ゆりぼうの母は入院しました。重い鬱病でした。
いろいろと要因はありましたが、引き金となったのは祖父の死と、それに対する祖母の反応(祖父の死に対して、ほとんど無関心)だったと思われます。
その後、2ヶ月ちょっと入院して、退院しました。虚ろで食事もできなかった状態が、元気に外出できるほどに回復しました。
それからも、波はありましたが、だんだんと良くなっていうように、思えました。
でも、今回、ちょうどまた入院した季節が巡ってきて、調子が悪化しました。
食事もしたくなくて、何をするのもつらくて、気力もありません。
その姿は、まるで入院前と重なります。
「もうダメだろうか」
そんな考えが、頭をよぎります。
でも、母は。
そして、父は。
それから、ゆりぼうは。
1年前とは違うのです。
苦しくて、なにもできなくて、お互い傷つけるか離れるかの二択しかできなかった、ゆりぼうも同じタイミングでカウンセリングに通い始めた、地獄のように苦しかった、1年前とは、違うのです。
ただ、そのことだけを信じて、握りしめて。
今は少しでも、歩いていきましょう。