会社辞めた28歳が10ヶ月離職して再スタート★虹いろココット

やりたいことを見つけたい、今を変えたい、でもやっぱり無理。そんな気持ちを、ぜんぶ大事にココットのお鍋に入れて。そっと火にかければ、きっと綺麗な虹色になる。

親友と交わした10年越しの約束

 

 

10年前。

大学1年生の年の11月の終わりだった。

 

その日は確か、昼ぐらいから暇だった。

でも夜から飲み会があるから帰れもせず、時間を持て余していた。

 

わたしとその子は、散歩に出た。

大学の外、行ったこともない方面へ。

 

たぶん、すぐ帰るつもりだったんだろう。

お財布も持たずに、所持金はポケットに入っていた5円玉だけだった。

 

 

でも、思った以上に散歩は楽しくて。

知らない道、知らない公園、そこにいる、知らない子供と遊んだり。

 

 

そんなことをしてたら、ずいぶん遠くまで来てしまって。

帰り道もわからずに、何時間も経っていた。

当時はまだ2人ともガラケーだった。

 

 

今思うと、「つんだ状態」だと言えるのかもしれない。

 

でも、当時はそれが楽しくて可笑しくてたまらなかった。

キャッキャと笑いながら、帰り道を探した。

 

結局、なんとか迷いながら、最後には大学の大きい文字(建物?に入ってる大きい文字?)を遠目に見つけて、2人で大喜びして飛んで帰った。

 

わたしとその子は、その日にひとつ、約束をした。

「10年後もまた、今日みたいに散歩しようよ」と。

 

2人ともテンションが上がっていた。

だから、そんな約束ができたんだ。

 

でも大学生は、もうほとんど大人である。

約束を交わすときに「10年後なんて、無理かもしれないけどね」と心の中でつぶやいた。それぐらいのことは、わかっていた。

 

それはきっと、2人とも同じだったと思う。

 

でも、お互いそこで、その時のガラケーの10年後に、スケジュールを入れた。

 

 

 

 

————時は流れて、10年後。

 

 

来週は、散歩の予定が入っている。

一緒に散歩をする相手は、嬉しいことに、その子である。

 

その子とはそれから、ものすごく親しくなり、いつも一緒にいる仲になった。大学卒業後も、2か月に1度は会うぐらいの頻度で、ずっと付き合いが続いている。

 

でも、お互い、当時はそうだと思わなかった。

こんなに仲良くなるなんて、大学生にもなって、こんな親友ができるなんて、思ってもなかった。

 

だから、この10年越しの約束を果たせることは、お互いにとって、とても嬉しいことであり、とても特別なことになっている。

 

 

そんな彼女は、先日わたしにネックレスを贈ってくれた。

 

これから先の10年も、わたしにたくさん幸せが訪れるように、わたしがいつも笑顔でいられるように、そして、また10年後に一緒に散歩ができるように、めいっぱい願いを込めて、贈ってくれた。

 

 

彼女からのプレゼントには、いつもなにかの「願い」がこめられている。

 

何か重大なプレゼントがあるときは、必ず「こんな願いをこめたから」と言って、わたしに渡してくれる。

 

 

とても、素敵だと思う。

それを使うたびに、彼女からの願いや、パワーをこめてもらったものだと、思い出す。

 

それだけで、何度勇気をもらったか、わからない。

 

 

わたしは、モノに対しての好みが激しく、めんどくさい。

わたしが本当に気に入るものをプレゼントしようと思ったら、誰であれ、相当に骨が折れるだろう。

 

彼女もそれはよく知っていると思う。

 

でも、彼女はいつも、わたしのプレゼントを探すのが楽しくて仕方ないらしい。

何時間も悩むこともあるらしいが、必ず「これだ!!!」と思ったものを選んで買うという。

 

それは、「私の好みに合うかどうか」というよりも、彼女の直感で「絶対にわたしっぽい!!!これしかない!!!」と思ったものなんだそうだ。

 

 

そしてそれを選んできた彼女は、いつもとても満足そうだ。

彼女は、彼女が贈りたいものを、全身全霊で選んできて、願いをこめて、贈ってくれている。

それが結果として、わたしの好みにどのくらい合っているかどうかなんて、もう関係ないのだろう。

 

 

そしてわたしも、そんなものはもう関係ないのだ。

 

ただただ、そんな彼女の気持ちと、願いとパワーがこめられたプレゼントが、愛おしくて、大切でたまらないのだ。

 

 

 

大切なんだ、とっても。

来週の約束の日は、だいじにだいじに、楽しんで過ごそう。

 

 

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