7つの肩書きで自分らしく生きてこう★虹いろココット

やりたいこと、欲しいもの、ワクワクする夢。ぜんぶココットのお鍋に入れて。そっと火にかければ、きっと綺麗な虹色になる。

10年ぶりの続巻!人形芝居4巻がクオリティ高すぎストーリー美しすぎでマジ神【4巻レビュー】

●【人形芝居4巻のクオリティ高すぎストーリー美しすぎマジ神か】

 

ハーイ、こんにちは。

ゆりぼうです!!

 

今日はですね。ゆりぼうはゆりぼうでも

ゆりぼう書店の日でございます(ややこしいけど本を紹介したいだけ♪)

 

今日は…なんと…!!

10年ぶりに続巻が出て、感動を巻き起こしている

あの漫画を紹介しまする!!

 

 

それが花とゆめコミックス

「人形芝居」第4巻です!!

 

人形芝居 4 (花とゆめコミックス)

人形芝居 4 (花とゆめコミックス)

 

 

 

 ちなみに1~3巻がこちら!!

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作者:高尾滋(たかお しげる

 

 

この作品は、なんと、なんと、

 

1巻:1998年に発刊

2巻:1999年に発刊

3巻:2008年に発刊

4巻:2018年に発刊(6月20日に発売したばかり!超ほやほや!)

 

 

という、

まさかの1998年から

20年ぐらい続いている作品 なんです。

 

 

この作品を知らない方はほぼほぼ、

「え?1998年からやってて、たったの4巻?大丈夫?」

とお思いでしょうね!

 

 

でもね、だいじょうぶなんです!!

なぜなら、このお話、

 

ひとつひとつのお話に、

とっ~~~ても重みがあるから\(^o^)/ 

 

 

 

重みというのは、鬱とかシリアスとか、

そういう意味合いではなく、何と言いますか…

ひとつのストーリーとしての完成度というか、

話がきちんと練られていることや、きちんとメッセージが入っていること

 

さらに言えば1話ごとに、

そのお話の中だけにしか存在しえない「ひとつの世界観」

が確立されていることでしょうか。

 

とにかく、すごく読みごたえがあるし、

心に残るものがあるし、ストーリーとしては美しいしで、

たった4巻でもじゅうぶんに、

作品の世界観を楽しみ、愛することができるんです。

 

ではでは、

そろそろ「なにがそんなにいいわけ?」と気になってきた方もいると思うので、

詳細を紹介していきます! 

 

ちなみに、4巻自体のネタバレはギリギリなしですので、

買うかどうか迷っている方はぜひ見てもらえれば、欲しくなっちゃうかもね~~!

 

 

●【漫画「人形芝居」はどんな作品?】

wiki先生の言葉を借りるなら、

28XX年、双子の人形師・嵐と静が創り出す子型機械人形と、人形と接する人々が織り成す、ネオ・ヒューマンドラマ

だそうです。

 

ちなみに、

ゆりぼう的にざっくり説明すると、こんな感じ!↓

 

ずいぶんと先の未来。

「人間そっくりのロボット人形」が、作られるようになった世界。

それは機械的・物理的な仕事のためというより、

主に「家族の代わり・心の支え」としての役割を担う。

 

人形は人間と同じレベルの思考・感情を持ち、

「自身のカラダが成長しないこと」以外は人間と全く同じようにできるし、感じる。

 

怒ること、笑うこと、泣くこと、感動、嫉妬、誤解、後悔、

そして、愛すること、誰かを想うことまでも…。

 

もはや、たったひとつの「人間との違い」も忘れてしまいそうになるほどに。

 

そんな人形と、人間が一緒に時を刻んでいくお話。

 

 

…ストーリーの概要としては、こんな感じです!

では、背景や登場人物などは、どうなっているのでしょうか?

 

 

 

●【人形芝居は、1話完結の読み切り型】

 

この作品は、基本的には1話で完結する、読み切り型のストーリーです。

ストーリーのメインとなるキャラ、

そのキャラがいる場所や境遇、人間関係も、

毎回まったくバラバラです。

 

ただ、全てのストーリーの前提設定として、

「人形師」の2人が存在します。

 

それが、嵐(あらし)と静(しずか)です。

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金髪が嵐、黒髪が静。

(色々事情があるけど、たぶん、一応、ふたりとも男性設定)

 

この二人は、「人形館」という館に住み、

人形たちを生み出す「人形師」として活動しています。

 

この人形館で生まれるドールは、

順応性と学習機能(AI)があり、育った環境により、

性格や言葉も変化するという、

 

なにそれ超絶テクノロジーー!!

 

と言いたくなるハイスペック設定でございます。

 

(これで1998年台の作品なんだからすごい…!今の時代じゃなくて、1998年ですよ!わたしケータイ持ってたかな??)

 

これを聞いて、今どきの多くの人は

「ガチ開発・研究所ロボ」「ホルマリン漬け人形」

「サイコ系」「複雑プログラム操作系」「ガチAIやばみ」

なんてイメージをするかもしれませんが、

 

ところがどっこーーーい!

 

 

これがこの作品の素敵なところでもあるのですが、

「先進技術系」「ロボ系」を思わせる描写はほとんど出てきません。

むしろとてもロマンティックで美しい演出なんですよ!!

 

人形をはじめて目覚めさせる時も、

嵐が笛を奏でることで起動プログラムが働きます。

 

逆に、役目を終えた人形が人形館へ帰ってきたときは、

静の笛の音で眠りにつきます。

 

ね? 美しい描写でしょう??(感動)

 

 

作品中でも、それらの場面はひとつの見せ場として、

とてもうっとりするような、

それでいて目が離せなくて、思わず息を飲んでしまうような、

それはそれは美しい演出で描かれています。

 

話を戻すと、

設定としては、

 

・一応メインキャラとして、嵐と静という2人の人形師がいる

 

・各ストーリーは、人形館で作られた人形が暮らす、

 それぞれの家庭・もしくは社会の中での話

 

・嵐と静は毎回は出てこないが、メンテナンスや相談依頼などで

 人形が暮らす元へ赴くことがあるので、その場合は出番がある

 

・嵐と静が全く出てこない話もある

 

・人形とそれを取り巻く人の話が毎回メインだが、

 嵐と静の過去編(100年ぐらい前)では、2人の人間がメインで登場する。

 

という感じになりますね!

 

 

●【人形芝居の作品としての見どころは?】

 

つらつら設定などを説明してきましたが、

作品の見どころとしては、

やはり先ほども書いた,

先進技術を思わせない「美しい描写」ですね!

 

このストーリーの設定は、28XX年となっています。

つまり、今よりもずっとずっとずっーーーと

先の未来の話なんです。

 

それこそAIとかのレベルは今とは比較にならないレベルで完成しきっているだろうし、物理的・肉体的な、人間の再現度

・技術レベルに関しても、とんでもなく進んでいると思うんです。

 

なのに、

それを全く匂わせない、

いい意味でのアナログ演出!!

 

機械的な冷たさ・技術進歩を全く感じさせない

あたたかみの感じられる、美しい描写

 

これってほんとにすごいと思います。

ていうか、技術の発達とアナログって共存できるんだって思いました。それができている人形芝居、まじですげえ。

 

いい意味でのアナログ感や美しさに関しては、

この作品が1988年ぐらいに作られているから、

という理由も大きいのかとは思うんですが、

 

それだと逆に、よく1988年にそんなぶっ飛んだ設定で漫画かけたな!?と思います。

 

ていうかそっちの方がすごい。

AIなんて言葉、当時ぜんぜん知られていなかったはず…。

 

 

また、上記とはさらに別に、作品の魅力を挙げるなら、

 

魔法も奇跡もなく、等身大で生きる世界

 

が描かれていることでしょうか。

 

この世界は、先ほどでも述べたように、

めちゃめちゃ超絶テクノロジーで、

びっくりするほど精度の高い人形が人間たちと暮らしています。

 

でも、それでも、そんな進歩した世界でも、

まだ不老不死にはなっていないんです。

 

そして、

死んだ人も生き返らない。

 

(※明確にストーリー中で定義がされているわけではないのですが、どうもそれらしいようにしか思えない)

 

つまり、これだけ超絶テクノロジーでも

魔法も奇跡もない世界なんです。

 

さらに言えば、

人間も人形も、間違いを犯すし、後悔もします。

感情から素直になれないことも、誰かを傷つけてしまうことも…。

 

そんな、まるで現代の私たちの世界のような感覚も

リアルに残して描かれていて、

そこが感情移入できるポイントでもあるのかもしれません。

 

先ほど、魔法も奇跡もないと書きましたが、

それでも、自分達のこころとカラダが持てるだけの

精一杯の魔法と願いをつかって、

キャラクターたちは不器用ながらにあゆみより、

失敗しながらも理解し合おうとし、

涙を流しながらも、もう一度互いの手を握ろうとします。

 

そんな描写が、またあたたかくも美しくもあり、

心が打たれるのだと感じます。

 

話としては、ハッピーエンドともバッドエンドともいえないような終わり方

をする話が多い気がします。

 

先ほど書いたように、誰かの「死」があった場合、それが覆ることはありません。

 

でも、残された思いや、優しさは、これでもかというほどに溢れていて、

満ちていて、それらを大事に抱き留めて生きていく人たちの姿は、

決して暗いものではありません。

 

前向きで、ひたむきで、あたたかいものだと、感じます。

 

話の属性としては、鬱系・病み系では全くありませんので、

その辺は大丈夫だと思います。

 

ゆりぼうの個人的な感想ですが、わたしは読んだ後、

心がじんわりあたたかくなります。

 

でも、涙も出ます。

それには切なさと、哀しさと、あたたかさと、やさしさが混ざっているような感覚です。

 

ご参考になれば嬉しいです!!

 

●【気になる人形芝居の4巻は?!!】

 

 

人形芝居の4巻に関してまず言いたいのは…

 

[é«å°¾æ»]ã®äººå½¢èå± 4 (è±ã¨ããã³ããã¯ã¹)

 

言いたいのはッ…!!!

 

クオリティ、全く落ちてないな?!!!

作者は神か?

 

ということです。

 

さすがに3巻から10年経ってるし、

時代も変わってるし、昔の良さがなくなっちゃってるかも…

ということを正直覚悟して買いました。

 

でも、ぜんっぜん!!

ストーリーの良さ、

心に響くかんじ、 そのまま!!!

なんてすばらしいんでしょう・・・!!

 

もちろん、10年経っているので、

作風は若干だけど変わった気はします。

 

それでも、ぜんぜん変わってないほう。

 

むしろ続巻で途切れず連載している作品で、

1巻と10巻ぐらいで主人公の絵がぜんぜん違う漫画なんていっぱいあるし、

それに比べたらぜんぜん変わってないと思いました。

作者の高尾滋さんって何者なんだろう…あっ 漫画家か…プロの…。

 

4巻には3話分のエピソードが収録されており、ちょっと話数が少ない気はしましたが、どれもがっつりイイ話で作りこまれていたので、個人的には大満足です!!

 

ゆりぼうは漫画は読んだらすぐ売っちゃうタイプなのですが、この作品とオリンポス(全く別作品)だけは手元に残しておきたい派です。

 

それぐらい、大切に読み返したくなる作品ですね…!

また、こんなに時が経っても、続きを読ませてもらえる漫画の作品は

そうないと思いました。

 

作者の高尾滋さんに心から感謝と、尊敬の気持ちを贈りたいです。

素敵なお話を書いてくださって、ありがとうございます…!!

 

 

●【おわりに】

 

さてさて。

4巻目、というか、がっつり作品紹介をしてきちゃいましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

本当に本当に素敵な作品なので、

少しでも多くの方に興味をもってもらえたら嬉しいです…!

 

また、すでに作品のファンの方がいらっしゃいましたら、

あなたの大切な人に、是非まんがを貸してあげてほしいと思います。

 

わたしは彼からこの作品を貸してもらったのですが、

本当にいい出会いをした…ありがとう!と思っています。

 

少女系のコミック誌に連載している漫画ではありますが、

その繊細な心の描写とあたたかさは、誰の心にも響くものがあるんじゃないかな、

というのがゆりぼうの見解です。

 

もし、これから読んでみよう!!と思われた方、

「とりあえず4巻だけ買う!」もありです。

4巻は、嵐と静の出番がほとんどなく、各話が単体で独立しており、

はじめての方でも違和感なく読むことができます!

 

逆に、「嵐と静についての話をみてみたい!!」という方は、

1~3巻にちりばめられていますので、そちらを読むといいと思います^^

 

 

ではでは、お読みいただきありがとうございました!

 

 

 

人形芝居 (1) (花とゆめCOMICS)

人形芝居 (1) (花とゆめCOMICS)

 
人形芝居 (2) (花とゆめCOMICS)

人形芝居 (2) (花とゆめCOMICS)

 
人形芝居 3 (花とゆめCOMICS)

人形芝居 3 (花とゆめCOMICS)

 
人形芝居 4 (花とゆめコミックス)

人形芝居 4 (花とゆめコミックス)

 

 

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人形芝居 コミック 1-4巻セット

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