7つの肩書きで自分らしく生きてこう★虹いろココット

やりたいこと、欲しいもの、ワクワクする夢。ぜんぶココットのお鍋に入れて。そっと火にかければ、きっと綺麗な虹色になる。

やりたいことがわからないから会社を辞めた。もうすぐ1年。

2017年、8月。私は会社をやめた。

 

27歳、理系大卒女子。

一度転職して、2社で営業と企画の職を経験した。

 

たぶん人より真面目で、仕事にも前向き、

一生懸命、努力することが好きな、完璧主義タイプ。

お客様も仕事仲間も、とても大切に想っていた。

 

でもなんかいろいろ色々ちょっとずつ、苦しいことを我慢するうち、

いつの日かつらくてつらくて仕方がなくなった。

 

転職活動を始めてみた。けど、やりたいことがわからなくなっていた。

そのうちに、だんだんと、「転職先が決まったら、辞めよう」が待てなくなってきた。

でも、「キャリアに穴があく」「転職に不利」「親に顔向けできない」。

そんな言葉で自分を必死につなぎとめていた。

 

でも、次にやりたいことなんて、わからない。

わからない。自分がやりたいこととか、この先どうなりたいとか、夢とか…。

 

そんなとき、会社の先輩が言ってくれた。

「先に会社辞めてみるのでも、いいと思うよ。やりたいことがわからないから会社を辞められないって言ってるけど、やりたいことを見つけるのに会社やめたらいけないのかな?」

 

「いいはずない。それは甘えだ」と私の脳みそは言っていた。

許されるはずがない、そんな無計画なことしてこの先どうするの?

今まで頑張ってきたキャリアが、学歴が、ぜんぶ無駄になるかもしれないのに。

 

でも、心のどこかが先輩の「その言葉」を聞いて安堵していた。

誰かからその言葉をもらえるのを待っていたのかもしれない。

 

とりあえず、出すつもりはなくても、物はためしで退職届を書いてみた。

すると、びっくりするほど気持ちが穏やかになった。

 

その1週間後、私は退職届を正式に提出することにした。

27年間生きてきてはじめて、

頭脳ではなく、「心」を大切にしてみようと考えてとった行動だった。

 

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